
買取に持って行ってたら、まだ使える物なのに何故か返された…
こんな経験をしたことがある人も多いはずです。
「汚れがある物」や「取り扱っていない物」など、納得できる物もあれば、これもダメなの?と思う物もありませんでしたか?
- 新品なのに…
- まだ普通に使える物なのに…
- 人気があるものなのに…
- 高かったのに…
- お店で同じような物が売っているのに…
など、買い取ってもらえそうな物も返されてしまいます。
この記事では、なぜ返されてしまうのか理由を詳しく解説しています。


実際、私はリユースショップで働き毎日査定をしています。
残念ながら大半の人が何かしらの理由でお返しせざるを得ない状態です。
お店によって基準が違うので、多少の差はありますが、一般的にどんなものがお返しとなってしまうのかを解説していきます。
まだ使える物がお返しになる5つの理由


お返しになってしまう理由としては大きく分けて5つあります。
この5つの中のどれかに該当してしまうと、返されてしまう可能性が高くなります。
- 取り扱っていない物
- 状態で販売するのが難しい物
- 季節外の物
- 会社の基準から外れてしまっている物
- 年式が古い物/下降トレンドの物
取り扱っていない物
扱っている商材はそのお店によって異なります。
基本的には、そのお店で売っている物であれば大体は大丈夫です。



売っていても「新品のみ」とか「7年以内の物」とか条件付きの場合があるので注意!
判断が難しい物はお店に問い合わせてみるのが間違いありませんので、確認してみてください。
大まかに取り扱っている商材をまとめると以下のようになります。
- 総合リユースショップ
⇒だいたいの物は扱っていますが、本やCD、ゲームなどは扱っていないことが多いです。
例:セカンドストリート、オフハウス、トレジャーファクトリー - 衣服専門のリユースショップ
⇒洋服やバッグのみの買取/販売がメインとなります。
例:トレファクスタイル、RAGTAG、カインドオル、コメ兵 - 着物のリユースショップ
⇒着物のみの買取を行っている
例:バイセル、着物10 - おもちゃ専門のリユースショップ
⇒フィギュアから子供のおもちゃまで幅広く取り扱い
例:駿河屋、カイトリワールド、トイフォレスト - スポーツ用品のリユースショップ
⇒スポーツ用品がメインの買取だが、アウトドアブランドの洋服のみ買取可能
例:セカンドアウトドア、トレファクスポーツ - 古本のリユースショップ
⇒本やCDをメインに取り扱っています。
例:ブックオフ
一例であげただけですので、他にも楽器やカー用品、切手の専門店など様々なお店があります。
総合リユースショップであれば大体の物は買取可能な店舗が多いですが、一部扱っていない物もあります。
もし取り扱いがなかった場合は専門店にお願いすることになりますが、着物やカー用品など取り扱いの幅が狭いものほど路面店は少なく、ネットでの買取が中心となってしまうので、注意が必要です。
状態で販売が難しい物
汚れていたり、穴が空いていたりして販売が難しいと判断されたものはお返しになることがあります。
販売が難しいと判断される基準はお店や査定者で変わってきてしまうというのが正直なところです。
- 状態が悪ければ無条件で返される
- 状態が多少悪くても人気ブランドであれば安く買い取ってもらえる



一般的なお店は「状態だけで無条件に返される」ことは少ないですが、都内にあるような「高額ブランド」メインのお店は目立つ汚れがあるあと「無条件」で返されることが多いです。
状態が悪いというもの、人の感性の部分が強いです。
男性物ならこのくらいの汚れはあまり気にならないという物も、女性物であればNGということもあります。
白い物への汚れやシミというのは小さなものでも目立ってしまうため、厳しく見られてしまう傾向にはあります。



値段が付けられなくてお返しになってしまう衣料品を無料で引き取ってくれるお店もありますよ。
季節外の物
そのシーズンに販売しない物が基本季節外となります。
夏に冬物、冬に夏物といった形です。
これもお店によってどこまで買い取ってもらえるのかが異なります。
- 季節内/季節外関係なく買い取る(安くなる場合も有)
- 季節外は一部のものだけ買い取る(安くなる場合も有)
- 季節外は全て返される
季節内/季節外関係なく買い取る
季節内/季節外関係なく買い取ってもらえるお店があります。
ただし季節外の為、通常の金額よりかは安くなる可能性があります。



季節内/季節外関係なく全て買い取っているところというのはあまりないというのが正直な感想です。
- 保管しておく場所が広く確保できるお店
- シーズン外の時からしっかりと集めておかないと売るものが足りなくなってしまうお店
季節外は一部のもだけ買い取る
一部のものというのは「お店が欲しいと思う物」のみという解釈をしてもらえるとわかりやすいと思います。
- トレンドのアイテム
- タグが付いている新品の物
- 人気ブランドの物
- 高く売れる物
などが一例として挙げられます。



季節外はそのシーズンが来るまで売れず、在庫は増え続けるので、制限をかける必要があります。
季節外は全て返される
季節外の物は無条件で全て返されるお店も中にはありますが、そういったお店はほとんどありません。
営利目的で営業していますので、人気ブランドくらいは買い取っていることが多いです。



人気ブランドはあれば売れるので季節関係なく買い取りたいですよね。
会社の基準から外れてしまっているもの
大きなお店はもちろん、個人でやっているような小さなお店であっても多かれ少なかれ買取基準というものが存在します。
買取基準がないとコピー品や法律や条例、条約違反のものを買い取ってしまうことがあるからです。



買取基準の内容に関しては、その会社によって異なります。
買取基準外については別の記事で詳しく解説しています。
年式が古い物/下降トレンドの物
どんなに綺麗なもの、動いてまだ使えるものでもお店としては売れなければ意味がありません。
電化製品だとわかりやすいのですが、耐用年数が超えているものは返される可能性が高くなります。



耐用年数とは簡単にいってしまうと寿命のことです。
電化製品の耐用年数の目安は7年前後の物が一般的で、洗濯機などは標準使用期間として「7年」と記載されています。
実際はそれ以上使えることもありますが、メーカーとしてはその期間が過ぎてしまったら、「普通に使っていても壊れてしまう可能性がありますよ」と言っています。



壊れる可能性が高い物は、お店もクレームの原因になりますので、買い取りたくないですよね。
洋服も同様に、昔流行ったけどもう着ている人がいないようなデザインのものなどは販売がかなり難しくなってしまいます。
そのため、まだ着られるものであってもお返しになってしまうことがあるのです。
特に女性の服はトレンドが変わりやすいので、2~3年前の服でも売れなくなってしまうことがよくあります。



お店によってはまとめて買取って、「海外に輸出」したり「リサイクル」に回したりしています。
洋服などは無料で引き取ってくれるところもありますが、家電製品や家具などは無料で引取りをやっているところはほとんどないと思います。
というのも、それらを廃棄するのには家電リサイクル料や産業廃棄物の廃棄料金が発生してしまうからです。
まとめ


- 取り扱っていない物
- 状態で販売するのが難しい物
- 季節外の物
- 会社の基準から外れてしまっている物
- 年式が古い物/下降トレンドの物
お店によって対応が異なる場合が多いですが、この条件のどれかに当てはまっていた場合はお返しになることがあります。



お店で売らない(売れない)物は返されるということです。
この条件に該当しても返されない場合がありますが、お返しになってしまう条件はこの中のどれかです。
これは微妙かなって思うものは事前にお店に問い合わせてから持って行くと返される可能性は減りますので、気になるものがあれば問い合わせてみてください。
おわり
コメント