
リユースショップってたまに聞く言葉だけど、リサイクルショップと何が違うの?
こんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?
『リユース』と『リサイクル』の違いって何となくわかるけど、うまく言語化できないですよね。



結論からいってしますと、「リユースショップ」も「リサイクルショップ」も同じ意味で使われていることが多いです。
しかし、正しい言葉を使うなら「リユースショップ」が正解です。
・リユースショップとリサイクルショップの違い
・3R(リユース・リサイクル・リデュース)について
・3R以外にも7Rまである
近年、「サスティナブル」って言葉もよく聞くようになりましたが、「持続可能」という意味です。
「CO²削減」など具体例をあげればたくさん出てきますが、簡単に言ってしまうと、「地球環境を良くしよう」といった取り組みを指す言葉です。



世界的にも「環境問題」に対して年々大きく取り上げられているので、言葉の意味を知っているだけでも価値がありますよ。
リユースショップとリサイクルショップは同一の意味で使われている


一般的にはリサイクルショップ=リユースショップというニュアンスで使われていますが、厳密には私たちが日常的に利用するのはリユースショップになります。
しかし、まだリユースショップという言葉が世間に浸透していないため、リサイクルショップと言ったほうが伝わることも多いですし、リサイクルショップという人も多いです。
3Rの意味と具体例


まずリユースショップとリサイクルショップを違いを説明するのには3Rの説明をする必要があります。
学校で習ったことあるって人や聞いたことあるって人も多いかとは思いますが、3RとはRecycle(リサイクル)、Reuse(リユース)、Reduce(リデュース)の頭文字がすべてRで始まることから3Rと呼ばれています。
Recycle(リサイクル)
リサイクルとは再資源化のことです。
例えばペットボトルだったものを紙にしたり、洋服をぞうきんにしたり元の形とは違うものに変えて資源を無駄にしないことを指します。
Reuse(リユース)
リユースとはリサイクルとは異なり、元の形をそのままにしてもう一度違う人に使ってもらったり、使っている製品の部品をまたそのまま他の製品に使うことです。
例えばフリーマーケットや古着屋さん、ヤフオクやメルカリなどといったものがその代表例になります。
Reduce(リデュース)
リデュースとは作る時に資源を減らすことや廃棄物の発生を減らすことを指します。
最近ですとプラスチックストローの廃止などが身近な例となります。
実は3R以外にも7Rまである


最も有名なのは3Rなのですが、今は7Rまで提唱しているところもあります。
- 4R:3R+Refuse(リフューズ)
- 5R:3R+Refuse(リフューズ)+Repair(リペア)
- 6R:3R+Refuse(リフューズ)+Return(リターン)とRecover(リカバー)
- 7R:3R+Refuse(リフューズ)+Repair(リペア)+Reform(リフォーム)+Rental(レンタル)
4R~7Rまで「3R+Refuse(リフューズ)」は共通です。



言葉の意味を含めて解説していきます。
Refuse(リフューズ)
Refuse(リフューズ)とはごみの元となるような物を買わないということです。
具体例をあげるとレジ袋を使わずにマイバッグを使うことなどです。
Reduce(リデュース) と似ていますが、「家にごみを持ち込まない」というイメージを持つとわかりやすいです。
Repair(リペア)
Repair(リペア) とは物を修理して使うことを指します。
物を直して使うことによって、新しいものを買わないといった取り組みです。
長く使えばその分ごみの排出量も減ります。
Return(リターン)
Return(リターン) とは、電化製品やプラスチック製品などを回収してごみにしないことを指します。
お店の入り口に回収BOXを置いているところもありますが、回収をしてちゃんとリサイクルなどに回すことです。
Recover(リカバー)
Recover(リカバー)とは、ごみの流出を防ぐために清掃活動をすることを指します。
Return(リターン)はお店などに回収BOXを置いて回収するものですが、 Recover(リカバー) は自ら回収しにいくイメージです。
Reform(リフォーム)
Reform(リフォーム) はよく聞く言葉なので、理解しやすいと思いますが、古くなったものを作り直すことを指します。
家を Reform(リフォーム) するってよく聞きますが、古くなったキッチンやお風呂を交換したり、ダメになった柱を直したりといったことを行います。
Rental(レンタル)
Rental(レンタル) もかなり馴染のある言葉だと思いますが、「借りる」ことです。
近年ではサブスクリプションという、レンタルサービスがかなり普及しています。
CDやDVD、本などは一般的ですがが、家具や洋服、家電製品のレンタルもあります。



このブログでもレンタルサービスを紹介しています。
まとめ


リユースショップとリサイクルショップは同じ意味で使われていることが大半です。
しかし、厳密には違います。
- リユース=物の形を変えずに再利用すること
- リサイクル=形を変えて再資源化すること



みんながイメージしているお店はリユースショップって呼び方が正しいです。
近年は、環境に対する意識もかなり高まっています。
全国に多くのリユースショップが出店してきていて、かなり身近にもなってきました。
細かい話かもしれませんが、知っていて損はない話ですので、少しでも覚えておいてもらえるとうれしいです。
おわり
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